<企画>1-6月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2024年07月26日15:48

「中国はこのほど、関連データを発表し、2024年1-6月の経済情勢に関して報告した。」

▷消費市場の運営状況

今年上半期(1-6月)には中国の社会消費財小売総額が前年同期比3.7%増の23兆5969億元に達した。そのうち基本的な生活用品と買い替え製品の販売が好調だった。

上半期の商品類の価格を見ると、一定規模以上の企業のうち8割以上で商品類の小売額が成長し、そのうち基本的生活用品の小売額が成長傾向を保った。同期の一定規模以上の企業の飲食関連商品の小売額は同9.2%増、衣類は同1.3%増、日用品は同2.3%増だった。

同期の一定規模以上の企業のスポーツ・娯楽関連用品の小売額は同11.2%増、通信機器類の小売額は同11.3%増だった。高エネルギー効率の家電製品とスマート家電製品の小売額が急増した。中国自動車流通協会がまとめた統計によれば、同期の新エネルギー自動車の売上台数は同33.1%増の411万台で、市場浸透率は41.8%に達した。


▷対外貿易の状況

1-6月には、中国の物品貿易の輸出入総額が前年同期比6.1%増の21兆1700億元に達し、同期のデータとして初めて21兆元を突破した。同期の輸出入成長率は四半期ごとに加速した。うち第2四半期(4-6月)の成長率は7.4%で、第1四半期(1-3月)より2.5ポイント上昇し、2023年第4四半期(10-12月)より5.7ポイント上昇し、対外貿易の好調さがさらに強まった。

上半期の輸出入額を見ると、輸出額は同6.9%増の12兆1300億元、輸入額は同5.2%増の9兆400億元だった。

貿易パートナーを見ると、上半期はASEANが中国の1番目の貿易パートナーとなり、中国-ASEAN間の貿易総額は同10.5%増の3兆3600億元で、中国の対外貿易総額のうち15.9%を占めた。中国と「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国との間の輸出入額は同7.2%増の合計10兆300億元だった。


▷外資導入の状況

1-6月には、全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比14%増の2万7000社近くとなり、外資導入額(実行ベース。以下同じ)は約5000億元だった。


▷対外投資の状況

1-6月には、中国の非金融分野の対外直接投資は前年同期比16.6%増の726億2000万ドルだった。

そのうち中国企業が『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設国で行った非金融分野の対外直接投資は同9.2%増の154億6000万ドルだった。


▷関連データ

■中国の1-6月GDPは前年比5.0%増

2024年上半期(1-6月)の国内総生産(GDP、速報値)は61兆6836億元で、不変価格で計算すると、前年同期比5.0%増だった。

産業別では、第一次産業の生産額は同3.5%増の3兆660億元、第二次産業の生産額は同5.8%増の23兆6530億元、第三次産業の生産額は同4.6%増の34兆9646億元。四半期別では、第1四半期(1-3月)のGDPは同5.3%増、第2四半期(4-6月)のGDPは同4.7%増。前期比では、第2四半期のGDPは0.7%増だった。

■中国1-6月の住民所得5.3%増

1-6月には中国の住民所得の成長率が国内総生産(GDP)の成長率を上回った。不変価格で計算すると、同期のGDP成長率は前年同期比5.0%増、全国の住民一人当たり可処分所得の平均は物価要因を考慮した実質で同5.3%増だった。

■中国1-6月の一人当たり消費支出は1万3601元

国家統計局がこのほど発表したデータによると、今年1-6月の全国一人当たり消費支出額は1万3601元で、前年と比べ、名目成長率は6.8%増、物価要因を差し引いた実質成長率は6.7%増だった。

上海市、北京市、浙江省、天津市、江蘇省、広東省、福建省、湖北省の8省市の上半期一人当たり消費支出額が全国平均を上回った。最も消費したのは上海市民で一人当たり2万6341元に達し、2位は北京の2万4165元、3位は浙江の2万2154元だった。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2024年7月26日

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