<企画>1-4月の経済情勢に関するデータを発表 中国
「中国はこのほど、関連データを発表し、2024年1-4月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
4月の中国の社会消費財小売総額は前年同期比2.3%増、前月比0.03%増の3兆5699億元に達した。1-4月の社会消費財小売総額は同4.1%増の15兆6026億元だった。
1-4月の全国のネット小売額は前年同期比11.5%増の4兆4100億元で、そのうち実物商品のネット小売額は同11.1%増の3兆7400億元で、社会消費財小売総額の23.9%を占めた。また物品貿易の輸出に占める越境ECの輸出の割合が安定的に上昇した。
▷対外貿易の状況
1-4月の中国物品貿易輸出入総額が13兆8100億元に達し、同期の過去最高を更新した。
同期の中国物品貿易輸出入総額は前年同期比5.7%増の13兆8100億元で、うち輸出は4.9%増の7兆8100億元、輸入は6.8%増の6兆元だった。
4月の輸出入額は同8%増の3兆6400億元、うち輸出は5.1%増の2兆800億元、輸入は12.2%増の1兆5600億元となっている。
▷外資導入の状況
1-4月には、全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比19.2%増の1万6805社となり、実行ベース(以下同)外資導入額は同27.9%減の3602億元だった。
業界別に見ると、製造業の外資導入額は1036億9000万元で、全国の外資導入額に占める割合は28.8%となり、前年同期を2.8ポイント(p)上回った。ハイテク製造業の外資導入額は457億3000万元で、全国の12.7%を占め、前年同期を2.7p上回った。医療機器・設備及び計器製造業の外資導入額は同126.1%増、宿泊・飲食業は同65.1%増だった。
投資元国を見ると、スペインからの対中投資が同263%増、ドイツからが同34.7%増、オランダからが同9.5%増だった(自由貿易港経由の投資データを含む)。
▷対外投資の状況
1-4月には、中国の非金融分野の対外直接投資が前年同期比18.7%増の3434億7000万元に達した。そのうち中国企業が「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国で行った投資は同20.4%増の777億7000万元だった。
同期の対外請負工事の完成工事高は同8.8%増の3134億2000万元となり、新規契約額は同9.3%増の4443億9000万元だった。そのうち中国企業が「一帯一路」共同建設国で請け負った工事の完成工事高は同9.1%増の2525億6000万元、新規契約額は同17.7%増の3862億9000万元だった。
▷関連データ
■17.2%増!大規模な設備更新が中国経済成長の新たな原動力を生む
1-4月期の設備工具・器具購入投資は前年同期比で17.2%増加し、投資全体の増加を2.2ポイント押し上げた。
■1-4月、中国国有企業の利益総額が前年比3.8%増
今年1-4月には、全国の国有企業の営業収益総額が前年同期比3.2%、利益総額が同3.8%、それぞれ増加した。
同期の国有企業(金融分野の国有一級企業を除く)の営業収益総額は同3.2%増の26兆1923億6000万元、利益総額は同3.8%増の1兆3813億2000万元、予定納税額は同0.9%増の2兆376億9000万元だった。
4月末時点の国有企業の資産負債比率は同0.1ポイント上昇の64.9%となっている。(編集JZ)
「人民網日本語版」2024年5月31日
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