仁愛礁へのフィリピン側の補給活動について外交部報道官がコメント

人民網日本語版 2024年07月29日16:53

仁愛礁(アユンギン礁)へのフィリピン側の補給活動への対処について、外交部(外務省)の報道官が27日、記者の質問に答えた。

【記者】フィリピンが27日午前、仁愛礁に「座礁」した軍艦への補給活動を実施したとの同国外務省の発表について、中国側としてコメントは。

【報道官】仁愛礁をめぐる事態の管理・コントロールに関する中比暫定合意に基づき、27日午前、中国海警局が全過程を監視・管理する中、フィリピン側は生活物資の補給を実施した。補給活動は中国側に事前通知があった上で実施された。中国側は、人道的な生活物資のみの搬入であることを現場で確認したうえで、通過を許可した。

次の点を強調しておく必要がある。この合意は中国が3つの原則に基づきフィリピン側と結んだものである。仁愛礁問題における中国の立場に変更はなく、中国は仁愛礁を含む南沙(英語名スプラトリー)諸島及びその周辺海域に対して主権を有する。また、中国は引き続き対話と協議を通じて、フィリピン側と領土問題及び海洋権益をめぐる争いを適切に処理していく。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年7月29日

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