KPMG中国「今後5年間、中国は世界経済成長の『最大の原動力』であり続ける」
人民網日本語版 2024年07月30日15:02
KPMG中国経済研究院の蔡偉院長は29日、上海で行われたKPMG理事会智領サミットの中で、「中国の経済成長率は高速成長の時代に別れを告げて中低速成長の段階に入ったが、今後5年間も中国は引き続き世界経済成長の『最大の原動力』であり続けるだろう」と述べた。
蔡院長によると、2024年から2028年まで、中国の世界経済に対する貢献は米国と肩を並べることが予想される。現在、中国の経済成長ペースは鈍化しているものの、世界経済全体の成長鈍化を背景に、中国の世界経済成長への貢献は引き続き世界で最も高い割合を占めているという。
蔡院長の見方によれば、2024年の中国経済成長率は第1四半期(1-3月)は予想を上回り、第2四半期(4-6月)は予想をやや下回り、輸出と製造業が目下の中国経済の主要な下支えだ。今後は、有効需要の不足問題を解決する必要がある。マクロ政策の面では、財政支出により力を入れ、マクロ政策の協調を強化することができ、積極的な財政政策の余地はまだ十分にあるという。
蔡院長は企業の発展について、「現在、マクロ経済環境下で市場競争がますます激しくなっている。調査によれば、海外進出とAI(人工知能)は中国企業が今、最も関心を寄せる注目点であり、これから企業が市場で新たなシェアを獲得したいと思うなら新たな質の生産力などの発展のチャンスを着実につかまえる必要がある」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年7月30日
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