中国西北地域で最も標高の高い風力発電所 発電機第1弾が稼働開始
人民網日本語版 2024年08月04日13:46
国家エネルギー集団竜源電力新疆公司の烏恰(ウルグチャト)200MW風力発電プロジェクト発電機第1弾は3日、稼働開始した。このプロジェクトは新疆維吾爾(ウイグル)自治区克孜勒蘇柯爾克孜(クズルス・キルギス)自治州に位置する中国最西端のパミール高原で行われているもので、実施エリアの平均標高は3100mに達し、中国西北地域で稼働中の最も標高が高い風力発電所となる。これにより同自治区の南部エリアに風力発電所のなかった時代が終わりを告げた。
同プロジェクトの総発電設備容量は200MWに上り、5MWの装置31台と6.5MWの装置7台からなる風力発電機が設置され、50MW/200MWhのエネルギー貯蔵システムも建設された。今回稼働した発電機は20台で、発電設備容量は100MWに上る。フル稼働して送電するようになると、毎年5億4千万kWhのクリーンエネルギーを供給し、現地の30万世帯の1年間の電力ニーズを満たすことになる。同レベルの発電量の火力発電所と比較すると、毎年標準石炭16万2500トンを節約でき、二酸化炭素(CO2)の排出量を44万5000トン、二酸化硫黄(SO2)の排出量を44.8トン、窒素酸化物(NOx)の排出量を71.9トン、それぞれ削減でき、優れた経済的効果、環境的効果、社会的効果を有する。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年8月4日
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