5G+北斗融合応用、トンネル内でも秒レベルの測位を実現 重慶市
3日、空・宇宙情報産業国際エコシステム大会が重慶市で開幕した。当日行われた5G+北斗融合応用テーマ別フォーラムで、「5G+北斗+AI」シリーズイノベーション成果及び「中国移動屋内5G+北斗トンネルシーン応用白書」が発表された。中国新聞網が伝えた。
重慶は近年、超大都市の規模や揃った産業ジャンルの優位性、そして地形が多様で橋とトンネルが多いという特徴に立脚し、北斗衛星インターネットなどの空・宇宙情報産業の発展と融合応用を積極的に推進している。
重慶市通信管理局、中国移動通信集団重慶有限公司(重慶移動)、中国移動(上海)産業研究院、上海方位角データ科技有限公司などの協力により、重慶市解放碑地下環状道路測位モデルプロジェクトが順調に完成した。
解放碑地下環状道路は繁華街の地下で完成した、通行、駐車、民間防空の機能を持つ環状道路プロジェクトだ。総延長は約7.5kmで、地下深くに位置している上、トンネルの構造が複雑で多様だ。
従来的な屋内測位システムは地下環境の影響を受け、信号が不安定で断続的で、誤差が大きいといった問題が存在する。地上と地下の道路が重なると、地図の識別効率が下がり、ナビゲーションが地上か地下か分からなくなる。
屋内北斗設備の設置を通じ、動的に3-5cm、静的に5-8cmの高精度測位を実現した。測位信号は連続的で安定し、トンネルの内外と地上・地下を正確に識別できる。
解放碑地下環状道路は現在、28ヶ所の地下車庫の約2万3000ヶ所の駐車スペースを結んでいる。重慶移動の業界ディレクターの王璽氏は、「今後は車庫で試行事業を予定している。5G+北斗屋内正確測位を利用し、すべてのフロアとすべての駐車スペースの正確な測位、そして解放碑で全エリアの屋内外一体化測位を実現し、市民と観光客の道に迷う心配を解消する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年9月5日
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