江門ニュートリノ実験検出器メイン装置がほぼ完成 広東省

人民網日本語版 2024年10月14日14:47
江門ニュートリノ実験検出器メイン装置がほぼ完成 広東省
9日に撮影された建設中の江門ニュートリノ実験中心検出器。

中国科学院高エネルギー物理研究所が11日に明らかにしたところによると、中国の重要科学技術インフラである江門ニュートリノ実験の建設が総仕上げの段階に入っている。検出器のメイン装置がほぼ完成し、11月末にすべての設置任務が完了するとともに、超純水と液体シンチレータの充填を開始し、2025年8月に正式に稼働しデータを取得する見込みだ。新華社が伝えた。

江門ニュートリノ実験の中核検出装置は、地下700mに位置する液体シンチレータ検出器だ。検出器は地下実験ホールの深さ44mのプールの中央に置かれており、直径41.1mのステンレス製格子シェルは検出器を支えるメイン構造だ。直径35.4mの有機ガラス球、2万トンの液体シンチレータ、2万本の20インチ光電子増倍管、2万5000本の3インチ光電子増倍管、電気ケーブル、防磁コイル、遮光ボードなどの大量の検出器部品を支えられる。すべての設置作業が完了した後、科学研究者はアクリルボールを液体シンチレータに入れ、検出器が置かれたプールに検出器全体が完全に埋没するまで超純水を注入した後、ニュートリノ検出を開始する。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年10月14日

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