中国政府の黄岩島領海基点・基線発表について外交部報道官がコメント

人民網日本語版 2024年11月11日15:42

中国政府が黄岩島(スカボロー礁)に隣接する領海基点・基線を発表したことについて、外交部(外務省)の報道官が10日、記者の質問に答えた。

【記者】中国政府は10日の声明で、黄岩島に隣接する領海基線を発表した。これはフィリピンが「海域法」を打ち出したことへの対抗措置か?

【報道官】黄岩島は中国固有の領土だ。中国政府が「国連海洋法条約」などの国際法及び「中華人民共和国領海及び接続水域法」に基づき、黄岩島に隣接する領海基線を定め、発表することは、法に則り海洋管理を強化する正常な措置であり、国際法及び国際的慣例に沿ったものだ。

フィリピンによるいわゆる「海域法」の公布は、南中国海仲裁裁判の不法な判断を国内法の形で固め、中国の黄岩島と南沙(英語名スプラトリー)諸島の大部分の島・礁及び関連海域をその海域に不法に組み込む企てであり、南中国海における中国の領土主権と海洋権益への重大な侵害だ。中国はこれに断固として反対するものであり、引き続き法に則り必要なあらゆる措置を講じて、国家の領土主権と海洋権益を断固として守っていく。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年11月11日

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