「ダブル11」の統計発表 売上高が31兆円超、AI関連の伸びが目立つ
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今年の「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」が幕を降ろした。複数の機関が発表した関連統計を見ると、「消費財の買い替え」政策や、各大手ECプラットフォームのクーポン配布により、今年の「ダブル11」の期間中、消費者の購買意欲が大幅に高まったことが分かる。
中国国家郵政局のモニタリングデータによると、11月11日、中国全土の郵政の宅配業務が取り扱った宅配便個数は前年同期比9.7%増の7億100万個で、普段の取扱個数の151%となった。10月21日から11月11日までの間、中国全土の宅配便の取扱個数は計127億8300万個で、1日当たりの取扱個数は、普段の125%だった。
ビッグデータを扱う星図数拠(Syntun)が発表した「2024年『ダブル11』オンライン販売統計報告」によると、今年の「ダブル11」期間中、総合ECプラットフォームとライブコマースプラットフォームの売上高は前年同期比26.6%増の累計1兆4418億元(1元は約21.7円、約31兆2871億円)に達した。人気商品を見ると、家電が1930億元、スマホ・デジタル機器が1706億元、衣類が1684億元となっている。
今年の「ダブル11」では、3C(コンピューター、通信、電子製品)と家電業界が再び消費者の注目を集めた。「2024ダブル11消費インサイト報告」によると、今年10月14日から11月11日までの間、オンライン小売額が前年同期比8%以上増の1兆9000億元以上に達した。ECサイト・京東は、元々得意とする3Cの売上高が占める割合が42.8%と最大になり、次に家電(39.1%)が続いた。
特に、大規模AIモデルの端末サイドで幅広く応用されるようになるにつれて、AI搭載の電子機器が消費者の間でますます人気になっている。京東の統計によると、AI学習機の取引額が前年同期比で10倍以上増となった。AI搭載のパソコン、スマホ、キーボード・マウス、スピーカーといった商品の取引額も前年同期比で100%以上増となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年11月15日
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