中国の中古車が海外で大人気 輸出好調で今年は40万台突破の見込み

人民網日本語版 2024年11月26日15:46

資料写真(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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今年に入ってから、中国では自動車の廃車・買い換えを推進する政策に牽引され、自動車消費市場がより一層活性化したのと同時に、中古車市場も大きく回復し、取引台数が前年同期比でも前期比でも増加した。中古車は国内市場での循環が圧倒的多数を占めるが、国際市場に出回るものもある。

広東省広州市の宝利捷中古車取引市場の劉洪波副社長は、「中国の中古車が海外に輸出されると、同じ車種でも海外での価格は中国国内価格のほぼ2倍になる」と述べた。

現在、中国の中古車輸出は先行テストの段階から全面開放の段階へ進み、全国各地で急増傾向を示している。江蘇省の2024年上半期(1-6月)の輸出台数は3500台以上、輸出額は約8000万ドル(1ドルは約154.0円)だった。天津市の輸出額は前年同期の2.3倍増の40億元(1元は約21.3円)近くだった。内蒙古(内モンゴル)自治区の今年第1-3四半期(1-9月)の累計輸出台数は6251台となり、輸出額は1億ドルを超えた。

中国では5年前に10都市で中古車の輸出が試験的に始まった。初年度の19年は3036台しかなかったが、20年と21年はそれぞれ1万台を突破、22年は同350%以上増の6万9000台になった。

中国自動車流通協会がまとめた最新のデータによると、23年の年間中古車輸出台数は27万台に達し、今年は40万台の大台を突破する見込みだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年11月26日

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