第一財経商業データセンター(CBNData)と優信研究院がこのほど共同で発表した「2018年中古車クラスター洞察報告」は、優信の中古車プラットフォームのデータ、阿里巴巴(アリババ)のデータに基づき、中国の中古車ユーザーの基本的な輪郭を描き出し、そのオンライン消費の特徴を掘り下げて分析したものだ。人民網が伝えた。
自動車を好むのは男性の天性のようなもので、中古車の主力ユーザーも男性だ。だが女性の自動車購入ニーズも徐々に上昇している。優信の中古車データをみると、17年の中古車購入者に占める女性の割合は前年比0.7%上昇した。
17年には中高級車のユーザーに占める女性の割合が3%上昇し、オンライン自動車消費でも女性は驚くべき潜在力を発揮し、消費額の増加率で男性を40%上回った。
さらに女性の中古車ユーザーのオンライン消費は客単価が目立って増加しており、全体をながめると、年間客単価が3万元(1元は約16.8円)を超えるミドル・ハイエンド消費者に占める割合がより高いことがわかる。ミドル・ハイエンドの女性消費者では90後(1990年代生まれ)の占める割合が他のクラスターを上回り、前年比5%上昇した。
自動車アフターマーケットの消費傾向には男女で明らかな相違がみられる。17年の男女別中古車ユーザーの購入商品をみると、男性はメンテナンス関連の実用的な商品をよく購入するのに対し、女性は車内の細々したものをよく購入し、装飾品やフロアマットなどを取り入れて見た目と快適さを向上させることを好む。
また90後の女性中古車ユーザーは他の年代よりも車に気を配る人が多く、そのオンライン消費で増加率が高い商品の上位にカー用品が並ぶのはもちろん、時には自分のケア製品やペット用品の増加率を上回ることもある。女性たちは愛車のためなら出費をいとわないとみられる。
同報告は一連の「最も○○」なデータも紹介する。たとえば中古車ユーザーに最も歓迎される車はドイツ車で、米国車と日本車がそれに続き、ドイツ車の中で最も販売量が多いのはフォルクスワーゲン(VW)の製品だ。
中古車の購入では「実質的メリット」が重視され、17年は販売価格5万~10万元の中古車が最もよく売れ、最も人気のあるボディカラーは白だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月16日
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