リサーチフロント、中国が30%以上で世界一に

人民網日本語版 2024年11月28日14:32

新たな科学技術革命の急速な進展に伴い、世界の科学技術の重要分野を巡る競争もますます激化している。中国科学院科学技術戦略諮問研究院、中国科学院文献情報センター、クラリベイト・アナリティクスは27日「リサーチフロント2024」報告書及び「リサーチフロント活況度指数2024」報告書を発表した。11の主要学科・分野の全体的なパフォーマンスを総合的に評価すると、米国が総合ランキングで首位を維持し、過半数のリサーチフロントで1位となった。中国は2位で、30%以上のリサーチフロントで1位。英国、ドイツ、フランスはトップ5を維持している。人民網が伝えた。

中国科学院党組副書記、副院長の呉朝暉氏はあいさつの中で、「国の科学技術の最高諮問機関として、中国科学院はすでに学部主導の、戦略諮問院を統合プラットフォームとし、文献情報センターが総合情報サポートを提供し、研究所が専門的な支援力となる体系的なシンクタンク発展の構造をほぼ形成した。中国科学院戦略情報チームは2014年よりクラリベイトと協力し、十数年連続で『リサーチフロント』シリーズ報告書を発表している。世界の科学技術のフロンティアを出発点とし、世界の発展構造に影響を及ぼしうる重大リサーチフロントブレイクスルーを分析し、国の科学技術イノベーション戦略をサポートしている。重大フロンティア分野及び重大科学問題の研究と、国際科学技術イノベーションセンターの建設などの活動を力強く支えている」と述べた。

「リサーチフロント活況度指数2024」は「リサーチフロント2024」を踏まえ、中国、米国、英国、ドイツ、フランス、日本などの国及び地域の上述したリサーチフロントのパフォーマンスを評価した。報告書によると、中国は4分野のリサーチフロント活況度指数で世界一となっている。米国は7分野。中国は米国よりも化学及び材料科学の分野における優位性を持ち、農業科学及び生態環境で新たな高みを形成する見込みだ。物理学と情報科学の競争が激しく、地球科学と社会科学の差が開いている。数学、生物科学、臨床医学、天文学、天体物理学の差は大きいが、安定的に向上する流れを呈している。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年11月28日

注目フォトニュース

関連記事