「アボカドの輸入依存の歴史」を変えた西南部国境エリアの小都市

人民網日本語版 2024年12月03日13:53

ライトミールサラダに合わせたり、無糖スムージーに入れたり、茶飲料やコーヒー飲料にしたり……ここ数年、「低糖質、繊維が豊富で、不飽和脂肪酸が多く含まれる」ことから、アボカドが大人気となり、ますます多くの家庭で食卓にのぼるようになった。

かつて中国国内のアボカドはほとんど輸入に依存していたが、今では西南部の国境エリアにある雲南省普洱(プーアル)市孟連県が中国で最大規模のアボカド栽培拠点となっている。

現在、孟連県のアボカドの栽培面積は約8000ヘクタール余りで、約1710ヘクタールで実がなっており、2024年の生鮮果実の収穫量は1万9500トンに達するとみられる。

孟連県では株式制合作社の保有する土地が累計約3333ヘクタールに上り、株主となっている農家は毎年1ムー(約6.7アール)あたり約7000元(1元は約20.6円)の配当金を受け取り、アボカド産業に関連する村の集団経済年間収入はいずれも20万元を超える。アボカド栽培拠点の管理現場では毎年3000人以上が雇用され、従業員の平均年収は1万5000元に達する。

(編集KS)

「人民網日本語版」2024年12月3日

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