新中国スタイルのティードリンクがブライダル市場に「進出」
中国では今、結婚式の時に、お酒の代わりに新中国スタイルのティードリンクで乾杯する若者が増えており、タピオカティーやソフトミルクティー、フルーツティーといった斬新なティードリンクがブライダル市場に「進出」している。
ソーシャルメディアを見ると、婚約パーティーや結婚披露宴で、客をもてなすお酒やドリンクの一つとして、ティードリンクを選ぶことを示す書き込みが少なくない。ソーシャルコマースプラットフォームの「小紅書」だけでも、「結婚披露宴でミルクティー」関連の書き込みが13万件以上あり、人気の書き込みや動画には、数万人が「いいね!」やコメントを寄せている。
結婚式の準備を進めているという95後(1995-99年生まれ)の女性・許佳萍さんは取材に対して、「披露宴では、年長者の意見を充分に尊重しながらも、若者らしさも表現したい。だから、白酒(中国の蒸留酒)やワイン以外にも、中国スタイルのティードリンクも提供する予定。コーラやスプライトといった一般的なドリンクと比べると、糖分を気にするようになっている若者にはティードリンクが人気になっている。また、車を運転して来る家族や友人はお酒が飲めないし、高齢者でも食事やお酒の後に、お茶を飲む習慣がある。披露宴では、ゲストのことを考慮して、ホットのティードリンクも提供する予定」と話した。
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実際には、結婚披露宴だけでなく、卒業パーティーや企業の大きな食事会などでも、お酒の代わりに新中国スタイルのティードリンクを選ぶ若者が増えており、これらはこうしたシーンの「標準装備」となっている。
中国食品産業のアナリスト・朱丹蓬さんは、「新中国スタイルティードリンクのブライダル市場への進出は、実際には、新中国スタイルティードリンクの消費シーンのさらなる拡大を意味し、シーンレスへの領域へと足を踏み入れようとしていると言えるかもしれない。今の消費者にとって、斬新なティードリンクは、ほぼ『硬直的需要』となっており、多くの企業がそこに商機を見いだしている」との見方を示した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2024年12月16日
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