中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号」 就航1年目の利用者は延べ60万人

人民網日本語版 2024年12月30日14:54

上海税関が29日に発表した統計によると、中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号」(ADORA MAGIC CITY)は今年1月1日に就航して以来、これまでに84回のクルーズを行い、それに乗って出入国(境)した旅客の数は延べ60万人に達している。新華社が報じた。

29日、旅客3000人以上が上海税関管轄下の宝山税関通関ホールにおいて出国(境)手続きを行い、「愛達・魔都号」に乗船。5泊6日の「年越しクルーズの旅」がスタートした。

宝山税関によると、大型クルーズ船でやって来る大勢の旅客が一斉に出入国(境)手続きを行うという状況により良い形で対応すべく、同税関はクルーズ客を対象に、QRコードをスキャンして出入国(境)手続きを行うことができる措置を講じているほか、体温を自動で測ることができる機器を設置しているため、旅客の手続き効率が大幅に向上しているという。

出入国(境)する旅客の監督・管理のほか、税関は寄港する国際クルーズ船に補給される食品や日用品、薬品、緊急時救援物資なども監督・管理している。「愛達・魔都号」の6日間のクルーズを例にすると、必要な食品や日用品などは1万5000種類以上に達し、種類が多く、1つ1つが小さく、消費期限が短いといった特徴がある。

宝山税関の張煒関長によると、12月29日の時点で、クルーズ船の各種物資計1375万件(前年同期比8.5倍増)の通関を許可し、貨物の価値は前年同期比22.8倍増の3億5800万元(1元は約21.6円)相当に達したという。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年12月30日

注目フォトニュース

関連記事