2024年の海外ゲーム市場を押し上げた中国産ゲーム
「悟空」を開発した「ゲームサイエンス(GAME SCIENCE)」公式サイトのスクリーンショット(資料写真)
中国発のアクションRPG「黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)」は今年の中国産ゲーム界における絶対的「スター」だ。12月13日には「ゲーム界のアカデミー賞」と称される年次表彰式典「ザ・ゲームアワード(TGA)2024」で、「ベストアクションゲーム」とファン投票で決まる「プレイヤーズボイス」を受賞した。この日は「解限機(Mecha BREAK)」、「鳴潮(Wuthering Waves)」、「絶区零(ゼンレスゾーンゼロ)」、「崩壊:星穹鉄道(崩壊:スターレイル)」、「無限暖暖(インフィニティニキ)」を含む多くの国産ゲームとプロモーショントレーラーが発表された。
業界関係者によると、2024年はゲーム産業にとっては小規模な年だったが、中国産ゲームの海外進出の動きはまずまず好調だったことがデータが裏付けている。「2024年中国ゲーム産業報告」によれば、24年の中国独自開発ゲームの海外市場における実際の売上高は前年同期比13.39%増の185億5700万ドル(1ドルは約156.7円)に達し、人民元に換算すると5年連続で規模が1000億元(1元は約21.5円)を超え、さらに過去最高を更新した。中国音響映像・デジタル出版協会の張毅君・第一副理事長が述べたように、社会現象になるほどの中国ゲームの登場が、海外ゲーム市場(の売り上げ)を大いに押し上げた。
中国のゲーム市場調査研究機関の伽馬データによると、2014年の中国独自開発ゲームの海外市場での実際の売上高は30億7600万ドルだった。一方で、前出の「中国ゲーム産業報告」によれば、2024年の同売上高は同13.39%増の185億5700万ドルだ。
この10年間で、中国産ゲームの海外での実際の売上高は6倍に増加したことになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年12月31日
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