西蔵定日県M6.8地震 被災者は地震後最初の夜をどう過ごしたか?

人民網日本語版 2025年01月08日14:34
西蔵定日県M6.8地震 被災者は地震後最初の夜をどう過ごしたか?
テントの中で食事をする日喀則拉孜県の村民。撮影・江飛波

西蔵(チベット)自治区日喀則(シガツェ)市定日(ティンリ)県で今月7日午前9時5分、マグニチュード(M)6.8の地震が発生。同日午後7時の時点で、死者126人、負傷者188人が確認されている。西蔵自治区緊急時対応指揮部は、地震緊急時対応措置のレベルを最高の1級に引き上げている。

定日県長所郷森嘎村に設置された臨時避難所には、災害時用のテント約30張りが設置されている。テントの中には、防寒性の高い断熱層があり、綿の布団・敷布団、防寒・防湿効果のあるインナーマット、簡易ベッド、緊急時用電源・照明などが備え付けられている。避難所では、お湯やインスタントラーメンなども提供されている。

避難所の電力は、緊急時用の電力供給システムから提供されており、テントで今後も暖房器具が利用できるよう、電力当局がその供給を確保している。

7日午後10時の時点で、第一弾としてテント56張りが定日県長所郷雑村の避難所に設置されている。各テントには、加熱パック付きインスタント食品や保存食といった生活必需品が備え付けられている。高齢や病弱な人、女性、幼い子供を含む被災者100人以上が既にテントで避難生活を始めている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年1月8日

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