【春節カウントダウン!】シリーズ⑥ 「発酵させる日」(旧暦12月28日)

人民網日本語版 2025年01月27日08:44

2025年の春節は1月29日。日本では元旦の前に大掃除や買い出しをするが、中国でも春節を迎えるための伝統的な風習が色々あるのを知っているだろうか?中国には北方エリアを中心に、「忙年歌」や「過年謡」と呼ばれる春節前の風習を歌ったわらべ歌のようなものがある。広大な中国だけあって、各地の風習も様々だが、今回はこのわらべ歌をベースに、代表的な風習をピックアップし、7回シリーズで紹介していこう!人民網が伝えた。

発酵させるのは?

第6回は「白麺発(発酵させる日)」。旧暦12月28日は小麦粉を主食とする北方エリアにおいては、春節期間中に食べるマントウ(中国式蒸しパン)などの生地を発酵させる日となっている。昔はドライイーストのような便利なものはなかったので、「老麺」などと呼ばれる発酵させた元種と生地を混ぜ合わせ、じっくり時間をかけて発酵させていく必要があったからだ。

春聯や年画を貼る日でもある

またこの日は、窗花(窓飾りの切り絵)や春聯(春節に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)、年画(新年に家の門や扉、壁等に飾る版画)、門神、ランタンなどを家の中や玄関などに飾る日でもある。中国では、こうした縁起の良い赤い色の飾りで飾り立て、新年を迎える準備をする。

いよいよ大晦日が近づき、準備も佳境に!?(文・イラスト・玄番登史江)

「人民網日本語版」2025年1月27日

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