【習近平総書記の関心事】氷雪産業を1兆元規模の大市場へ

人民網日本語版 2025年02月05日14:38

習近平総書記は「氷雪産業」の発展に強い関心を寄せており、重要な指示を繰り返し出し、「氷雪経済の発展を新たな成長分野とし、氷雪スポーツ、氷雪文化、氷雪装備、氷雪観光の全産業チェーンの発展を推進する」ことを強調してきた。

国務院弁公庁は2024年11月、「氷雪スポーツの質の高い発展による氷雪経済の活力喚起に関する若干の意見」を通達し、2027年までに中国の氷雪経済の総規模を1兆2000億元(1元は約21.2円)、2030年までに1兆5000億元にまで拡大する方針を打ち出した。

2025年1月、大連氷熊アイススポーツセンターのスケートリンクでアイススケートをする市民。このスケートリンクには、大連氷山集団の開発した製氷・冷却制御システムが導入されている。(撮影・孫涛)

2025年1月、大連氷熊アイススポーツセンターのスケートリンクでアイススケートをする市民。このスケートリンクには、大連氷山集団の開発した製氷・冷却制御システムが導入されている。(撮影・孫涛)

近年、各地で技術革新が奨励されており、発熱機能付きスノーシューズやフルカーボン製スキー板といった新製品が登場している。また、大学や研究機関、企業が専門の研究室を設立し、氷雪関連の研究開発に取り組んでいる。これらは中国の氷雪装備製造業や競技大会運営における弱点や空白に狙いを定め、国産の高性能な装備システムや製品の独自開発率を高めることを目的としている。

2025年1月2日、長春百凝盾体育用品器材有限公司の工場に並べられたスケート靴のサンプル。(撮影・王帆)

2025年1月2日、長春百凝盾体育用品器材有限公司の工場に並べられたスケート靴のサンプル。(撮影・王帆)

氷雪消費ブームの背景には、多様な発展を遂げる氷雪装備産業クラスター・チェーンの形成がある。各地が現地の状況に応じて産業配置を整備し、産業構造を最適化することで、氷雪経済が持続的に力強い発展の原動力を持つことが期待されている。(編集NA)

2025年1月14日、緊急救助の手順を実演するスキー巡回救助員の帕提曼・奴熱斯阿洪さん。(撮影・米熱地力・麦麦提艾則孜)

2025年1月14日、緊急救助の手順を実演するスキー巡回救助員の帕提曼・奴熱斯阿洪さん。(撮影・米熱地力・麦麦提艾則孜)

「人民網日本語版」2025年2月5日

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