四川省宜賓市筠連県で大規模な土砂崩れ　360人が避難

全力で進められている行方不明者の捜索活動の様子（2月9日撮影・江宏景）。

四川省宜賓市筠連県沐愛鎮金坪村で今月8日午前11時50分ごろ、大規模な土砂崩れが発生した。9日午前11時の時点で、民家10軒、生産用の建物1棟が土砂に埋まり、1人が死亡、28人が行方不明、2人が負傷（軽傷1人、重傷1人、いずれも命に別条無し）したことが確認されている。人民日報が報じた。

現地では現在も行方不明者の捜索が全力で行われている。また、武装警察や消防、緊急時対応、警察、交通、医療、通信、電力などから救助出動人員として949人が動員され、パワーショベルや消防車、救急車を含む救援設備・車両200機（台）以上を投入して救助に当たっているほか、10グループに分かれ、「グリッド方式」により秩序に基づき、捜索が進められている。

被災地では、95世帯360人が避難した。臨時で設けられた避難所では、世帯ごとに、41部屋に分けて、162人が避難生活を始めている。

中国国家消防救援局によると、筠連県で土砂崩れが発生した後、国家総合性消防救援チームが直ちに、土砂災害に対応するための緊急時対応措置を講じ、四川省の消防救援総隊は9チーム464人を派遣した。救援隊は屋外用照明器具69セット、人命探査装置22台を使って、行方不明者の捜索を全力で行っている。（編集KN）

「人民網日本語版」2025年2月10日