2兆6000億元超え！2024年の中国が科学技術イノベーションと製造業の発展を強力支援

国家税務総局が12日に発表したデータによると、2024年の科学技術イノベーション及び製造業の発展支援の主要政策による減税・費用削減・税還付額は2兆6293億元（1元は約20.9円）に達し、中国の質の高い生産力の育成加速と製造業の質の高い発展を後押しした。新華社が伝えた。

政策別に見ると、科学技術の投資拡大及び成果の移転を支援する研究開発費の加算控除などの政策による減税・費用削減・税還付額は8069億元。技術的ボトルネックの解決と科学技術人材の誘致及び育成を支援する集積回路・工作機械企業の付加価値税追加相殺などの政策による減税・費用削減額は1328億元。ハイテク企業及び新興産業の育成及び発展を支援するハイテク企業所得税の15％の軽減税率などの政策による減税額は4662億元。設備更新・技術改造を支援する政策の減税額は1140億元。製造業の質の高い発展を支援する先進製造業企業の付加価値税追加相殺などの政策による減税・費用削減・税還付額は1兆1094億元。

構造的減税・費用削減政策など一連の政策措置により、科学技術イノベーション力が持続的に強化された。付加価値税インボイスのデータによると、24年のハイテク産業売上高の前年同期比の成長率は中国全体を9.6ポイント上回り、イノベーション産業の目覚ましい成長を反映した。中国全土の科学技術成果実用化サービスの売上高は前年同期比27.1％増で、ハイテクサービス業の成長率を14.3ポイント上回った。これは科学研究成果の商業化が加速したことを物語っている。デジタル経済の中核産業は同7.1％増、中国全土の企業のデジタル技術調達額は同7.4％増となり、デジタルと実態経済の融合が着実に進んでいることを示している。

税制優遇などの政策支援の牽引により、中国の製造業は安定成長を続けている。付加価値税インボイスデータによると、24年の製造企業の売上高は中国全体の成長率を2.2ポイント上回った。うち設備製造業は同6.2%増、デジタル製品製造業は同8.3%増、ハイテク製造業は同9%増。製造業の先端化・スマート化が着実に進展している。（編集YF）

「人民網日本語版」2025年2月14日