柴達木盆地の可魯克湖—托素湖自然保護区でユキヒョウを初確認

人民網日本語版 2025年03月06日16:31

青海省の柴達木(チャイダム)盆地北東部に位置する可魯克(クルーク)湖—托素(トル)湖自然保護区サービスセンターの職員が今月5日、保護区内のパトロール中に、休憩しているユキヒョウを確認した。同保護区でユキヒョウが確認されるのはこれが初めてのことだ。中国新聞社が報じた。

3月5日、職員が保護区内で確認した休憩しているユキヒョウ(撮影・尚文忠)。

3月5日、職員が保護区内で確認した休憩しているユキヒョウ(撮影・尚文忠)。

同自然保護区は、柴達木盆地において、気候調整や生態系保全といった面で、非常に重要な役割を果たしている。

海西蒙古(モンゴル)族蔵(チベット)族自治州林業・草原局の林業エンジニア・孔繁燕氏によると、今回の発見は、生態学や行動学という視点からユキヒョウを研究するうえで、新たな実地観察ポイントを提供し、ユキヒョウの生存状況、生息地のニーズ、及び他の生物との相互関係を深く理解する助けとなるほか、さらに合理的、かつ効果的な保護計画を制定するうえで、基礎となる根拠が提供されると期待されている。

青蔵(チベット)高原を起源としているユキヒョウの世界における個体数は約7000頭で、その生息地や個体数の60%は中国となっており、主に青蔵高原に分布している。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月6日

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