ミャンマー大地震、中国が様々な支援
3月28日にミャンマーでマグニチュード7.9の地震が発生し、多数の死傷者と甚大な物的損害が出た。ミャンマー国家統治評議会(SAC)が29日夜に発表した情報によると、これまでに1644人が死亡、3408人が負傷、さらに139人が行方不明となっている。地震発生後、中国は災害状況を注視し、直ちに様々な形で支援を行った。人民日報が伝えた。
国家国際発展協力署の李明報道官は29日、「ミャンマー政府の要請を受け、中国政府は1億元(1元は約20.6円)の地震災害緊急人道支援を行い、2つの救援隊を派遣し、テント、毛布、救急キット、食品、飲料水など、被災地で緊急に必要とされる物資を提供することを決定した。第1陣の支援物資は31日に発送する予定だ。ミャンマー側の必要に応じてさらなる支援を行っていく」と述べた。
中国からは複数の救援チームが続々と被災地に駆けつけている。応急管理部(省)はミャンマー側による救助活動、危険回避の緊急措置を全力で支援するため、救援装備・物資を携えた隊員82人からなる中国救援隊を被災地へ派遣。現地時間29日午後4時頃にはヤンゴン国際空港に到着し、直ちに車両でマンダレーの被災地へ向かった。
29日午前には、中国雲南救援医療隊の37人が緊急救援物資を携えてヤンゴン国際空港に到着。深セン公益救援隊の23人も救援機器を携えて、同日午後にミャンマーへ出発した。香港特別行政区政府の派遣した51人の救援隊も29日夜にヤンゴンに到着した。
中国赤十字は、ミャンマー赤十字を通じてテント300張、毛布2000枚、折りたたみベッド600台、2000世帯分の救援キットなどの緊急物資を被災地に提供。また、中国赤十字国際救援隊も装備を携え、ミャンマーでの人道支援活動のためにすでに出発した。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年3月31日
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