【習近平国家主席の東南アジア歴訪】周辺外交を深め、協力の新たな章を共に描く

人民網日本語版 2025年04月14日14:54

習近平中共中央総書記(国家主席)は4月14日から18日にかけて、ベトナム、マレーシア、カンボジアを国賓として訪問する。これは今年初の中国国家元首の外遊であり、中央周辺政策会議後初の周辺諸国訪問でもある。

■1つの理念――「親誠恵容の理念を際立たせる」

「良き隣人は黄金に勝る」「遠くの親戚より近くの隣人」。ベトナム共産党中央委員会のトー・ラム書記長は就任後最初の訪問先に中国を選び、マレーシアのアンワル首相は2年余りで3度訪中し、カンボジアのフン・マネット首相は中国を最初の公式訪問先とした。

2013年10月、習主席は「親誠恵容」という周辺外交理念を打ち出した。中国は周辺17ヶ国と運命共同体の構築について共通認識に至り、18ヶ国にとって最大の貿易相手国となっている。中央周辺政策会議は「善隣、近隣関係の安定化、近隣国の経済成長の促進、親誠恵容、運命共有を理念・方針とする」ことを強調した。

■1つのビジョン――「中国の発展の成果が周辺諸国により多くの恩恵をもたらすようにする」

習主席は「周辺諸国が中国の発展という『急行列車』に相乗りすることを歓迎する」と繰り返し強調してきた。中国ラオス鉄道は「陸の孤島」の苦境を打開し、ジャカルタ-バンドン高速鉄道はインドネシア経済のテイクオフに弾みをつけ、中国とマレーシアの「2ヶ国、ツインパークス」は産業協力の新たなモデルを切り開いた。

ベトナムの「2回廊、1経済圏」、マレーシアの東海岸鉄道、カンボジアの「ダイヤモンド・ヘキサゴン」は、「一帯一路」(the Belt and Road)と「1+1>2」の相乗効果を生み出している。中国とベトナムは戦略的意義を持つ運命共同体を構築し、中国とマレーシアは運命共同体を共に建設し、中国とカンボジアの運命共同体は質・水準・基準の高い新たな時代に入った。中国ASEAN自由貿易協定アップグレード(ACFTA3.0)議定書は年内に調印される見通しだ。

■1つの行動――「開かれた地域主義の共創」

中国は「東南アジア友好協力条約」に最初に加盟し、ASEANとの自由貿易協定交渉を最初に開始し、最初の戦略的パートナーとなった。習主席は2021年の中国ASEAN対話30周年記念首脳会議で「包摂と相互参考、開かれた地域主義の共創」を提唱した。

中国とASEANの人口は世界の4分の1を占め、経済規模はそれぞれ世界第2位と第5位である。「より緊密な中国ASEAN運命共同体は、平和を求め、発展を図り、協力を促し、ウィンウィンを図る時代の潮流にかなっている」。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年4月14日

注目フォトニュース

関連記事