習主席がベトナムに贈った19部の「人民日報」

人民網日本語版 2025年04月14日15:50

2017年11月、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)後、習近平国家主席は招待を受けてベトナムを訪問した。ハノイにある高床式のホー・チ・ミン旧居の前で、習主席はベトナム側に対し、過去に発行された「人民日報」計19部を対外贈答品として自ら手渡した。

そのうちの16部について、習主席は「これは1955年にホー・チ・ミン主席が訪中した際の新聞で、苦労して探し出したものだ」と説明した。

1955年6月26日付の「人民日報」1面(資料写真)

1955年6月26日付の「人民日報」1面(資料写真)

1955年6月26日付の「人民日報」1面トップには、毛沢東主席や周恩来総理など中国共産党の当時の指導者たちとホー・チ・ミン主席が一緒に写る大きな写真が掲載されており、ひときわ目を引く。「ホー・チ・ミン主席が代表団を率いて北京に到着 毛沢東主席らが空港で歓迎」や「ホー・チ・ミン主席が毛沢東主席を表敬訪問」などの記事も掲載されている。

2025年4月12日、ベトナム・ハノイにある高床式のホーチミン旧居を見学する観光客(撮影・王玉琳)

2025年4月12日、ベトナム・ハノイにある高床式のホーチミン旧居を見学する観光客(撮影・王玉琳)

「ベトナムと中国の情誼は深く、同志であり兄弟でもある」。この人民日報が伝えるように、中越の伝統的な友好関係は両国の上の代の指導者が手ずから築いたものであり、両党・両国及び両国民の貴重な財産だ。

習主席はかつて「我々は毛主席、周総理、ホー・チ・ミン主席に学び、見習い、中越友好をしっかりと継承し、発展させ、両国民に恩恵をもたらすべきだ」と感慨深げに語った。

両党・両国の最高指導者は長年にわたり、様々な方法で緊密な意思疎通を保ち、中越関係の発展を導くうえで多くの重要な共通認識に至り、両国関係に絶えず新たな意味を与えてきた。

4月14日から15日にかけて、習主席はベトナムを国賓として訪問する。この訪問は中越国交樹立75周年という節目にあたり、両国関係において「過去を受け継ぎ未来を切り開く」という重大な意義を持つ。この訪問は中越運命共同体の構築の深化・着実化をさらに後押しし、人類運命共同体の実現へのさらなる貢献となるだろう。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年4月14日

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