【素敵な四季を探す旅】 穀雨

人民網日本語版 2025年04月20日10:25

4月20日は春の最後の節気となる「穀雨」。「素敵な四季を探す旅」シリーズでは、旅行好きなSisiが素敵な四季を探す旅に案内!今回は福建省武夷山を訪れ、風光明媚な同地の魅力を紹介する。

穀雨は「春雨が百穀を生む」の言葉に由来し、寒さは遠のき、春雨が降り、万物が成長する時期となる。

穀雨は、茶摘みに適しており、新茶を摘み、味わうのに最も適した時期となる。穀雨の頃に摘まれた茶葉は「穀雨茶」や「二春茶」と呼ばれ、一年で最も質の高い茶葉となる。爽やかな香りの穀雨茶は、まさに春の恵みと言える。

武夷山は烏龍茶や紅茶の原産地であるばかりでなく、武夷山市下梅村は17世紀の「万里茶道」の起点だった。香り豊かな茶葉が同地から、欧州やアジアへと伝わり、世界の茶文化に影響を与えた。

穀雨は、蒼頡が漢字を発明した日という言い伝えがあり、この日に蒼頡を祭る伝統がある。その貢献を記念して、国連広報センターは「穀雨」の日を「中国語デー」に定めている。

春が間もなく終わり、夏がやって来る。残り少ない春を楽しみ、暑い夏の到来を迎える準備をしよう。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年4月20日

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