習近平国家主席の訪露と大祖国戦争勝利80周年記念式典出席について外交部報道官が説明

人民網日本語版 2025年05月06日14:13

習近平国家主席がロシアのプーチン大統領の招待に応じて、5月7日から10日まで国賓としてロシアを訪問し、モスクワで開催されるソ連・大祖国戦争勝利80周年記念式典に出席する。訪露及び中露関係の発展に対する中国側の期待について、外交部(外務省)報道官が4日、記者に説明した。

報道官は「習主席は訪問期間中、新たな情勢の下での中露関係の発展、及び一連の重大な国際・地域問題についてプーチン大統領と戦略的な意思疎通を行う。両国首脳間の重要な共通認識は、中露の政治的相互信頼をさらに深め、戦略的協力の内容を豊かにし、各分野における実務協力を促進し、両国民により多くの幸福をもたらし、国際社会にさらなる安定性とプラスのエネルギーをもたらすことになるものと信じる」と説明。

「今年は中国人民抗日戦争、ソ連の大祖国戦争、ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたる。習主席とプーチン大統領は、共同で歴史を銘記し、烈士を偲び、正しい第二次世界大戦史観を発揚し、第二次大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序を維持し、国際的な公平と正義を守るという共通認識にすでに達している。この特別な歴史的節目において、モスクワで開催されるソ連・大祖国戦争勝利80周年記念式典に招かれて出席することは、習主席の今回の訪問における重要な日程の一つであり、中露両国が相手国の世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事を支持し合ううえで当然の事でもある」とした。

また「今年は国連創設80周年でもある。中露両国は、国連、上海協力機構(SCO)、BRICSなどの多国間枠組みにおける緊密な協力を一層強化し、グローバル・サウス諸国を団結させ、グローバル・ガバナンスを正しい方向へ導き、一国主義や覇権行為に旗幟鮮明に反対し、平等で秩序ある世界の多極化、普遍的に恩恵をもたらすインクルーシブな経済のグローバル化を連携して後押ししていく」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月6日

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