「労働節」5連休、子供を対象にしたロボット関連研学キャンプが人気に

人民網日本語版 2025年05月08日14:00

資料写真(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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今年の「労働節(メーデー、5月1日)」に合わせた5連休期間中、「ロボット実践訓練」や「ロボットアームプログラミング」、「AI少年キャンプ」など、スマートテクノロジー関連のワードが、ソーシャルメディアにおいて注目を集めた。

あるソーシャルメディアプラットフォームを見ると、「中国のシリコンバレーを解読:浙江大学×阿里巴巴(アリババ)×ロボット」をキーワードとする3泊4日の「テクノロジー探索キャンプイベント」を、複数の研学機関が宣伝していた。参加の対象となっているのは、8-16歳の青少年で、「杭州六小竜(杭州市で誕生した深度求索、宇樹科技、遊戯科学、雲深処科技、強脳科技、群核科技の6社)」・未来テクノロジー体験センター、ロボットタウン見学、名門大学の浙江大学訪問、阿里巴巴のAIカリキュラム体験などが含まれている。

ただ、「杭州六小竜」の見学は、実際に企業6社を見学するのではなく、生活展示館「遇見杭州六小竜」の見学となっている。

杭州のほか、北京や上海、哈爾浜(ハルビン)、深センなどの研学機関も、特色あるテクノロジー系研学プロジェクトを打ち出した。北京「中国科学院人工知能(AI)MOSSロボット実践訓練3日キャンプ」の料金は4580元(1元は約19.9円)で、小学校3年生以上の子供が親を同伴せずに参加することになっており、宿泊料金なども含まれている。上海で打ち出された「復旦大学+DeepSeek」1日キャンプは、8歳以上の青少年が対象。共同購入アプリ「快団団」を見ると、その料金は1人398元となっている。哈爾浜で打ち出されている「哈爾浜工業大学+格闘ロボット」がテーマの研学1日キャンプの料金は1人558元で、6-15歳の青少年が対象となっている。深センのある研学機関は、12-17歳の青少年を対象にした「3日『湾区テクノロジー探索AI研学キャンプ』」を打ち出しており、料金は2680元となっている。

多くの地域の研学機関の責任者は、「ロボット研学イベントに、インタラクティブ体験を組み込んだ」と説明している。

5連休中のロボット関連のテクノロジー研学キャンプには大きく分けて、「気楽な旅行を楽しみながら探索するタイプ」と、「しっかりとした目的があるテーマ別の実践訓練、またはじっくり型の研学プロジェクトタイプ」の2タイプがある。比べて見ると、後者のほうが日数が長く、含まれているサービスの内容が多かったり、「実質の価値」が高かったりする場合が多く、料金も高く設定されていた。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年5月8日

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