中露首脳が茶を共にしながら意見交換

人民網日本語版 2025年05月09日13:23
中露首脳が茶を共にしながら意見交換

習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は8日、クレムリン宮殿の大統領執務室で茶を共にしながら意見交換を行った。新華社が伝えた。

習主席は「世界は新たな激動と変革の時代に入っている。中露が戦略の揺るぎなさを保ち、戦略的協力を堅持する限り、いかなる勢力も両国の発展と振興、幾世代にもわたる中露友好という民意、世界の多極化と経済のグローバル化という時代の潮流を阻止することはできない。私はプーチン大統領と緊密な連絡を保ち、中露関係の方向性を定め、舵取りをし、グローバル・ガバナンスの推進に積極的な貢献を果たしていくことを望んでいる」とした。

両国首脳はウクライナ危機などの問題についても意見交換。習主席は「ウクライナ危機に関して、中国は共通・総合・協調的・持続可能なグローバル安全保障観を提唱・堅持するとともに、各国の理にかなった安全保障上の懸念を重視し、危機発生の根本的原因を取り除くべきであると考えている。中国は、和平に資するあらゆる努力を歓迎し、対話を通じて公平かつ永続的で、拘束力のある、全ての当事者に受け入れられる和平合意に達することを望んでいる」とした。

プーチン大統領は、ウクライナ危機の政治的解決の問題における中国の客観的で公正な立場を高く評価。ロシアとしては前提条件なしで和平交渉を開始する用意があり、公平で永続的な和平合意の達成を望んでいるとした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月9日

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