習近平国家主席がロシア紙で署名入り文章を発表

人民網日本語版 2025年05月08日09:58

7日付のロシア紙『ロシア新聞』は、「歴史を鑑(かがみ)とし、共に未来を作り出す」と題する習近平国家主席の署名入り文章を掲載した。習主席は7日から同国を公式訪問し、ソ連・大祖国戦争勝利80周年記念式典に出席する。

文章は、「今年は中国人民抗日戦争、ソ連・大祖国戦争および世界反ファシズム戦争の勝利80周年であり、国連成立80周年でもある。世界の反ファシズム戦争の中で、中ロ両国の人々は肩を並べて戦い、互いに支援しあった。中国人民抗日戦争の困難な時期において、ソ連の中国支援航空隊は南京、武漢、重慶などで日本の侵略者の進攻を阻み、多くのパイロットが貴重な命を捧げた。両国の国民の血と命で固められた深い友情は、代々にわたる中ロ友好の尽きることのない源泉となっている」と論じ、また「80年後の今日、一国主義や覇権、覇道などの抑圧行為の危害は深刻であり、人類は団結か分裂か、対話か対抗か、ウィンウィンかゼロサムかの岐路に再び立たされている。われわれは歴史を鑑として、第二次世界大戦の深い教訓と反ファシズム戦争の偉大な勝利から知恵と力を汲み取り、あらゆる形の覇権主義と強権政治にも断固として反対し、人類のより素晴らしい未来を共に作り出さねばならない」と強調した。

文章はさらに、「世界は公正でなければならず、覇権を弄(ろう)してはならない。グローバルな試練に対応するには、共に協議し、共に構築し、共に享受するグローバルガバナンス観を堅持し、対抗ではなく対話を、同盟ではなく連携を堅持し、真の多国間主義を実践し、それぞれの合理的な関心に配慮し、国際ルールと秩序を守らねばならない。われわれは、世界各国の国民が歴史の正しい側、公平と正義の側に立つことを選択すると確信する」と表明した。

中国国際放送局(CRI)より 2025年5月8日

注目フォトニュース

関連記事