王毅氏が第3回中国・太平洋島嶼国外相会合の5つの共通認識について説明
第3回中国・太平洋島嶼国外相会合が28日、福建省厦門(アモイ)市で開かれ、王毅中共中央政治局委員(外交部部長)とキリバスのマーマウ大統領兼外相が共同議長を務めた。新華社が伝えた。
王氏は会合後のマーマウ大統領兼外相との共同記者会見で、「各国は習近平国家主席と太平洋島嶼国首脳との共通認識に基づき、双方間の協力の推進及び関心を共有する国際・地域問題について踏み込んだ意見交換を行い、5つの共通認識に至った」とし、以下のように説明した。
(1)平等性の提唱。中国は一貫して国の大小を問わず一律平等を主張し、太平洋島嶼国との付き合いにおいても「4つの十分な尊重」の原則を堅持してきた。中国は引き続き島嶼国と支持し合い、それぞれの核心的利益をしっかり守り、重大な懸念に配慮していく。
(2)共同発展の提唱。双方は「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブを「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」と緊密に連携させ、インフラ、貿易、投資、農業、漁業、観光、民間航空などの分野で互恵協力を強化すべく尽力していく。
(3)公平と公正の提唱。双方は国連創設80周年を契機に、多国間主義、国連中心の国際体制、国際法に基づく国際秩序、世界貿易機関(WTO)中心の多角的貿易体制、発展途上国の正当な権益を断固として守っていく。
(4)開放・包摂の提唱。太平洋には各国の協力・ウィンウィンを受け入れるに十分な広さがある。国際社会は、島嶼国が発展の協力パートナーを自ら選ぶ権利を支持すべきだ。
(5)相互学習と相互参考の提唱。我々は共同でグローバル文明イニシアティブを実践し、教育、文化、メディア、シンクタンク、若者、女性、スポーツ、地方など各分野で交流と協力を一層強化し、相互学習と相互参考によって相互理解を深め、相互支持を強化し、人類社会・文明の進歩を共同で促進していく必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年5月29日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn