「心をつないで、共に平和へ」をテーマとした中日青年交流大会が北京で開催
中国人民対外友好協会と中国日本友好協会が主催する「心をつないで、共に平和へ」をテーマとする中日青年友好交流大会が今月29日、北京市にある中国人民大学で開催された。人民網が伝えた。
中国人民対外友好協会の楊万明会長や中国人民大学の鄭新業副学長、在中国日本国大使館の金杉憲治大使、日中友好協会の佐々木政文常務理事、日中文化交流協会の加藤千洋常務理事、日本大学商学部の高久保豊教授らが出席して挨拶を行った。また中日両国の青年、メディアの代表ら約600人も参加した。
挨拶する中国人民対外友好協会の楊万明会長(写真提供・主催者)。
楊会長は、「今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年となる。歴史を銘記するのは、憎しみを継続させるためではなく、平和の鐘を鳴らし、響かせ続けるためだ。中日両国友好の基礎は民間にある。両国の国民の友好の未来は、青年の世代にかかっている。両国の青年が平和の理念を伝える人、革新的協力のパイオニア、民心通じ合いの架け橋となり、中日友好の新たな章を共に書き綴ることを願っている」と語った。
挨拶する在中国日本国大使館の金杉憲治大使(写真提供・主催者)。
金杉大使は、「日中両国の人的・文化的交流を活発化させ、両国の交流が拡大していくことは、日中両国の指導者の意思である。日中関係は両国政府が努力するだけでなく、両国民の幅広い参加も必要だ。今回の交流大会を通じて、若者たちの間で友情が生まれ、その友情が末永く続くことを願っている」と語った。
挨拶する中国人民大学の鄭新業副学長(写真提供・主催者)。
鄭副学長は、「中日両国の教育、人的・文化的交流が、より幅広い分野、深いレベルへと広がり、質が高くなるよう働きかけ続け、中日友好協力を促進し、世界の人々の福祉を増進し、より公正で、素晴らしく、繁栄した世界を作るために教育という面で、力を添えていきたい」と語った。
スピーチを行う日本の青年代表・吉田彩乃さん(写真提供・主催者)。
日本の青年代表としてスピーチした中央大学の吉田彩乃さんは、「今回の訪中では、高速鉄道での移動や現代都市の見学などを通して、中国の現代技術を体験するだけでなく、中国の悠久な歴史文化について学ぶ機会もあった。その学びと体験を帰国後は多くの人々に伝えていくことが私たちの役割だ。日本のより多くの人に訪中の体験を共有し、中国に興味を持ってもらえるよう努めていきたい」と語った。
スピーチを行う中国の青年代表・張天爍さん(写真提供・主催者)。
中国の青年代表としてスピーチした北京師範大学の張天爍さんは、「交流により、理解を深めることができ、協力により、共に成長することができる。今回の貴重な交流の機会を通して、相手国の言葉や文化を学び合い、交流において、本当の友好と信頼を築くことを願っている」と語った。
交流大会では、中日両国の青年が、歌や踊り、書道、京劇、武術などの素晴らしいパフォーマンスを披露し、人の心を動かす文化交流が行われた。(編集KN)
舞踊「唐印」(写真提供・主催者)。
踊りながら「恋するフォーチュンクッキー」を歌う青年たち(写真提供・主催者)。
京劇のパフォーマンス(写真提供・主催者)。
書道のパフォーマンス(写真提供・主催者)。
武術のパフォーマンス(写真提供・主催者)。
舞踊「敦煌」(写真提供・主催者)。
「丁香」の合唱(写真提供・主催者)。
「オールド・ラング・サイン」の合唱(写真提供・主催者)。
「人民網日本語版」2025年5月30日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn