分断と対立は人心を得られず 連携と協力こそが正しい道

人民網日本語版 2025年06月03日15:54

第22回アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)が5月30日から6月1日にかけてシンガポールで開催された。中国は会議において、グローバル安全保障イニシアティブを含む3大グローバル・イニシアティブを実践し、地域諸国と団結・協力し、手を携えてアジア太平洋運命共同体を構築する方針を強調すると同時に、他国を中傷し、分断と対立を作り出す特定の国の発言に対して断固たる反対を表明した。新華社が伝えた。

会議に出席した来賓や国際問題の専門家らは「中国の提唱する国際安全保障観は歴史の発展の法則にかなっており、自力での発展と平和的環境の維持というアジア太平洋諸国の願いと一致するものだ。分断を作り出し、対立を煽ろうとする一部の国の言動は潮流に背き、人心を得られないものであり、その目的を達成することはあり得ない」と指摘した。

中国は近年、建設的な各種対話の場に積極的に参加し、国際的な場において安全保障関連のイニシアティブや主張について詳しく説明し、各国と幅広く意思を疎通し、相互信頼を深め、疑念を解消し、協力を強化している。中国の打ち出したグローバル安全保障イニシアティブは、すでに100を超える国々や国際・地域機関から支持と称賛を得ており、世界的影響力のある国際的コンセンサスとなっている。

マレーシア・新アジア戦略研究センターの許慶琦理事長は「中国は常に協力・ウィンウィンと開放・包摂の理念を堅持し、地域諸国と手を携えて平和と安定を維持し、共同発展を後押ししている。これは中国の責任ある姿勢を体現しているだけでなく、数多くの発展途上国の共通の関心事に対応したものでもある」と述べた。

会議に出席した代表や国際問題の専門家らは「中国はグローバル安全保障イニシアティブの提唱者であり、それ以上に、この重要なイニシアティブを実際の行動によって実践している」と指摘し、中国とのさらなる連携と協力を通じて、世界の平和と安定を共に守っていくことに対する期待を表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年6月3日

注目フォトニュース

関連記事