中国最大規模の「茶光補完」発電所が系統接続
人民網日本語版 2025年06月04日14:02
中広核雲南墨江碧渓235メガワット(MW)太陽光発電所がこのほど系統接続に成功し、発電開始したことが3日、中国広核新エネルギー控股有限公司(以下「中広核新エネルギー」)への取材で分かった。同発電所は「茶光補完(お茶と太陽光の相互補完)」という新たな産業融合発展モデルを採用し、約350ヘクタールの茶畑を借用して太陽光発電所を建設し、立体的で付加価値のある土地利用を実現することで、農村振興に新たな活力を注入している。科技日報が伝えた。
雲南省普洱(プーアル)市墨江哈尼(ハニ)族自治県に位置する同発電所は、発電設備容量は235MW、敷地面積は約350ヘクタールに及ぶ。単独プロジェクトとしては中国で最大規模の「茶光補完」発電所だ。この発電所はソーラーパネルの高さ、密度、間隔を科学的に設計し、パネルの下の茶樹に効果的な日陰を作り出し、直射日光を減らし、散乱光を増やし、水分の蒸発を抑え、空気の湿度を高めることで、茶葉の生育に適したより安定的な微気候を構築し、茶葉の品質向上に役立っている。
中広核新エネルギー雲南分公司の責任者である普智勇氏は、「同プロジェクトは全容量の系統接続・発電開始後、電力網に毎年約3億7600万キロワット時(kWh)のクリーン電力を供給でき、標準石炭消費量約11万3000トンの削減、二酸化炭素排出量約29万トンの削減に相当し、大きな経済的・社会的効果がある。当社は墨江県政府と連携し、同プロジェクトを『太陽光発電+新エネルギー科学教育+生態価値向上+観光レジャー』モデル拠点へと発展させ、地域の雇用創出およびエネルギーのグリーン・低炭素トランスフォーメーションに積極的に寄与する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年6月4日
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