「江蘇サッカーリーグ」が大人気 他地域から来るサポーター急増で文化観光が活況に

人民網日本語版 2025年06月09日09:20

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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スポーツをメインとしたインターネットコミュニティ「虎撲」はこのほど、江蘇省のサッカーリーグである第1回江蘇省都市サッカーリーグ(以下、「江蘇リーグ」)専用チャンネルを設置。初日には、100万人以上がアクセスした。また、3回戦の観客は平均1万5000人で、1回戦と比べると2倍増となり、他の地域からやって来たサポーターが試合開催6都市において、決済サービスの中国銀聯(ユニオンペイ)を通じて消費した文化観光消費額も14.63%増えた。端午節(端午の節句、今年は5月31日)に合わせた3連休中、「江蘇リーグ」が社会各界の注目を集め、「話題の的」となっている。

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「江蘇リーグ」は、サッカーの試合だけでなく、深く融合された文化観光も魅力となっている。端午節3連休中、常州市、徐州市、鎮江市といった都市は、相手チームとなった都市の住民を対象に、文化観光優待制度を打ち出し、南京市、塩城市、泰州市といった都市も、観戦チケットを提示すると優待サービスを利用できる、「サッカー観戦+観光+グルメ」というセットを打ち出して、消費促進を狙った。

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5月31日、常州市のサッカーチームは本拠地で、揚州市と対戦した。試合前、常州市は市内の全てのA級景勝区を、揚州市民を対象に無料開放すると発表した。その措置による効果ははっきりと表れ、中華恐竜園や淹城春秋楽園、嬉戯谷、東方塩湖城といった景勝区は最近、揚州市から来た観光客で大いに賑わっている。統計によると、端午節3連休中、揚州市から常州市にやって来た観光客は延べ15万人以上に達した。

南京市ではそれ以前の5月9日に、市内で開催される大型公演や大きなスポーツ大会の観客を対象に、チケットを提示すれば、市内の景勝区・観光スポット、宿泊施設・飲食店、ショッピング施設などで割引制度を利用できると発表していた。その後、「江蘇リーグ」の人気が高まっているのを受けて、そのキャンペーンには、6月1日に開催された「江蘇リーグ」3回戦の南京対無錫の試合も組み込まれた。無錫市から来たサポーターの男性・陶さんは、「観戦チケットはわずか10元(約200円)で、こんなにたくさんの優待制度を利用できるなんて、遊びに行くしかないと思った!無錫は負けてしまったけど、お得感がある」と笑顔で語った。

塩城市は、景勝区の入場券の優待サービスを打ち出したほか、サポーターは塩鎮水街の燕舞店、竹林大飯店において、特色あるグルメである中国風玉子チジミ「鶏蛋餅」を無料で受けとることができた。端午節3連休中、竹林大飯店の前には、多くのサポーターが観戦チケットを手に、列に並んでいた。竹林大飯店・企画部のスタッフによると、3連休中、他の地域からやって来た客が大幅に増え、「江蘇リーグ」効果が目立っていたという。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年6月9日

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