海口市で火山ライチ王コンテスト 1粒6.8万元で落札され話題に

人民網日本語版 2025年06月09日10:28

2025年中国海口秀英火山ライチ文化活動ならびに永興火山ライチ王コンテストが5日、海南省海口市秀英区永興鎮のライチ花海で開幕した。この日に行われたチャリティーオークションでは、重さが87.68グラムもある「火山ライチ王」1粒が6.8万元(1元は約20.2円)で落札された。

同日に行われた生産販売契約イベントでは、複数の「火山ライチ王」販売契約が調印され、契約額は合計1億2000万元に達した。

小さなライチが、大きな産業を動かしている。

秀英区は豊富な天然資源を生かし、火山ライチ産業を農村振興の中核エンジンと位置づけており、政策支援、ブランド構築、文化コンテンツの活用などの措置を通じて、産業チェーン全体の価値向上に取り組んできた。今年は新たな消費シーンを革新的に構築し、産業チェーンを伸ばすことにより、火山ライチケーキや火山ライチワインなどの高付加価値加工製品を開発し、付加価値の向上を図っている。

統計によると、2025年現在、同区の火山ライチ栽培面積は約3333.3ヘクタールに達しており、通年の生産量は2万6000トンを超え、産業チェーン全体で生産額が6億元を超えると見込まれる。

火山ライチは火山岩の土地から世界の食卓へ運ばれるようになった。今や同区の火山ライチ王はカナダ、シンガポール、日本、アラブ首長国連邦(UAE)、オランダ、アルゼンチン、モロッコなどの海外市場に輸出されている。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年6月9日

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