「ネイチャー・インデックス研究リーダーランキング2025」が発表 中国が1位を維持

人民網日本語版 2025年06月12日15:49

国際科学研究出版機関のシュプリンガー・ネイチャーが11日に発表した「ネイチャー・インデックス研究リーダーランキング2025」(2024年通年データに基づく)によると、中国は引き続き世界1位を維持し、研究成果におけるリードをさらに拡大した。中国新聞社が伝えた。

それによると、中国に続く国は順に米国、ドイツ、英国、日本、フランスであり、韓国は総合順位で7位に上昇。カナダは8位、インドとスイスは引き続き9位と10位を維持。

「シェア」は著者の高品質な科学研究に寄与した度合いを示すネイチャー・インデックスの重要な指標で、中国の2024年のシェアは前年比17%増の3万2122に達した。世界トップ10機関にランクインした数は、中国勢は23年の7機関から現在の8機関に増加。ネイチャー・インデックスのデータから、アジア諸国全体が優位性を強化したことがうかがえる。

機関別のランキングでは、世界トップ10のうち、ハーバード大学(2位)とドイツのマックス・プランク協会(9位)を除き、他の8機関はすべて中国の機関だ。その中で、中国科学院は引き続き1位を維持。中国科学技術大学は3位。浙江大学は10位から4位に躍進。5−8位は北京大学、中国科学院大学、清華大学、南京大学で、10位は上海交通大学となっている。

ネイチャー・インデックスのサイモン・ベーカー編集長は、「これらのデータは、世界の科学研究構造の大きな変化を反映しており、中国の科学技術への継続的な投資は、高品質な科学研究成果の急速かつ持続的な増加へと結びついている」と述べた。

「ネイチャー・インデックス研究リーダーランキング」は毎年1回、前年の通年データに基づき発表されており、ネイチャー・インデックスデータベースの一部だ。同データベースは異なる出版機関から出版された145種の高品質な自然科学・健康科学専門誌に掲載された科学研究論文への寄与状況を追跡しているものだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年6月12日

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