北京に世界初の「エンボディドAIロボット4S店」正式オープンへ
2025世界ロボット大会(以下「大会」)が8月8日から12日まで北京経済技術開発区で開催される。大会期間中、世界初の「エンボディドAIロボット4S店(ディーラー)」(以下「ロボット4S店」)が北京経済技術開発区に正式オープンする。中国新聞社が伝えた。
これは11日に行われた世界初のエンボディドAIロボット4S店記者会見で明らかにされた。
北京亦荘ロボット科技産業発展有限公司の王一凡副総経理は、「ロボット生産量の向上に伴い、企業側は展示シーンの単一化、金融サービスの脆弱さ、アフターサービス対応の遅さ、ユーザーフィードバックメカニズムの欠如といった課題に直面している」と指摘した上で、「ロボット4S店はエンボディドAIロボットを中心に、ロボットの販売(Sale)、部品供給(Spare Part)、アフターサービス(Service)、情報提供(Survey)を一体化させる「4つのS」を提供することで、ロボットのライフサイクル全体をカバーするサービス体系を構築し、需給両面の効率的なマッチングを実現していく」と説明した。
販売面では、ロボット4S店は企業製品に特化したカスタマイズスペースを構築し、「外観デザインを見て、その性能・効果を試し、優位性を比較」する体験を可能にするメカニズムを構築し、製品を展示から実用へと推進していく。部品供給面では、サプライチェーンの主要企業と連携し、全国的な迅速対応システムを確立する。メンテナンス、アップグレード、組み立て、教育などの各シーンに対応した部品需要をカバーする多機能サポート体系を構築する。
王氏はさらに、「ロボット4S店は大学と企業の連携による人材育成を通じて、体系化・専門化されたメンテナンスチームを立ち上げる。また修理期間が比較的長いロボットについては、同型ロボットのレンタルサービスを提供する」と述べた。
記者会見の会場では、エンボディドAIロボット業界リーダー企業10社がロボット4S店と協力意向書に調印し、初の入居パートナーとなる見込みだ。
北京経済技術開発区管理委員会の梁靚副主任は、「現在までにロボット産業チェーン川上・川下の100社以上がすでに入居意向を示しており、うち人型ロボット企業は30社に上る。当開発区はこの集約型の展示・体験プラットフォームを通じて、ロボット製品のライフサイクル全体のサービス需要を満たし、産業実用化の『ラストワンマイル』を突破したい」と語った。(編集SC)
「人民網日本語版」2025年6月12日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn