イラクの油田に中国製ロボット犬が登場
人民網日本語版 2025年05月14日15:07
バグダッドの朝は穏やかな日差しに包まれていた。郊外に位置する振華石油控股有限公司(以下「振華石油」)東バグダッド油田中心処理ステーションでは、中国製の防爆型スマートロボット犬が1日の巡回点検作業を開始した。新華網が伝えた。
このロボット犬は工場内のすべての道路を熟知しており、軽快かつ力強い歩行で、坂道や砂利道、パイプが交錯する複雑な地形にも素早く反応し、安定して進み、石油・ガス処理装置エリア内を秩序正しく巡回点検していた。
振華石油はイラクの東バグダッド油田で今年3月、中国製の防爆型スマートロボット犬を初めて導入した。ロボット犬は徐々に人の代わりに正確な巡回点検作業を行い、デジタルトランスフォーメーションとスマート化によりイラクの「スマート油田」の建設を支援している。
イラクのバグダッドに位置する東バグダッド油田で4月28日、防爆型スマートロボット犬の調整を行う振華石油のエンジニア。撮影・ハリール・ダウード
東バグダッド油田デジタル・スマート油田部の責任者である程果氏は取材に、「ロボット犬は小型だが、機能が豊富だ。先進的な防爆技術を採用しており、油田の特殊環境でも安全かつ安定的に稼働できる。さらに画像認識、赤外線モニタリング、有害ガス検出など多くの機能が統合されている。設備の稼働状況を正確に読み取り、潜在的な安全リスクを分析できる。これにより、巡回点検作業の規範化、スマート化レベルが向上し、データ収集の規格化と追跡可能性が保証されている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年5月14日
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