中国の国連大使が国連安保理で米国のイラン攻撃を強く非難
人民網日本語版 2025年06月23日14:28
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中国の傅聡国連大使は22日、国連安保理の緊急公開会合で発言し、米国によるイラン攻撃、国際原子力機関(IAEA)の保障措置下にある核施設への攻撃を強く非難した。新華社が伝えた。
傅大使は、米国がイランのフォルドゥ、ナタンツ、イスファハンの3つの核施設を攻撃したことについて「国連憲章の趣旨と原則及び国際法に深刻に違反し、イランの主権、安全保障、領土保全を侵害し、中東情勢の緊張を激化させ、国際的な核不拡散体制に深刻な打撃を与えるものだ。国際社会は正義を守り、事態の沈静化、平和・安定の回復を後押しするために具体的な努力を払わなければならない」と指摘。
「紛争当事者、特にイスラエルは即時に停戦し、事態のさらなるエスカレーションを防ぎ、戦争の波及を断固として避けるべきだ。関係各国は国際法を遵守し、武力行使の衝動を自制し、対立を激化させたり火に油を注いだりする行動を避けるべきだ。イラン核問題については、政治的解決という大きな方向性を揺るがず堅持し、対話と交渉によって政治的解決の道への回帰を後押しすることを堅持して、各方面がいずれも受け入れ可能な合意に至る必要がある。すでにロシア、中国、パキスタンは、即時かつ無条件の停戦、民間人の保護、国際法の遵守、対話と交渉の実施を呼びかける決議案を安保理に提出した。中国は安保理構成国に対し、責任ある姿勢を示し、共に決議案を支持し、安保理が国際平和・安全の維持のために責務を履行し、全うする後押しをすることを望んでいる。中国としては、国際社会と共に、力を結集し、正義を主張し、中東地域の平和と安定の回復のためにたゆまず努力していきたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年6月23日
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