「逆転」を目指せ!深センの人気スポット「翻身路」を訪ねて

人民網日本語版 2025年09月26日13:54
「逆転」を目指せ!深センの人気スポット「翻身路」を訪ねて
取材チームのメンバーが翻身路の人気スポットで自撮りする様子(撮影・王星)。

人民網の取材チームはこのほど深セン市宝安区新安街道のコアエリアにある「翻身路」ブロックを訪れ、この都市にあふれる「翻身(逆転)の精神」と向上心を体感した。

ここ数年、同区は「私は翻身にいる」と「私は逆転しようとしている」の2つの意味をもつ中国語のフレーズ「我在翻身」を都市の知的財産権(IP)プロジェクトに据えて、重点的に打ち出し、歴史の重みと若々しい活力に満ちた翻身路ブロックを媒体にして、都市のエピソードとIPの再構築を進め、「翻身精神」を文化の新たな表現として活性化し、都市の文化観光の新たな看板として育んできた。

「次は翻身」――深セン地下鉄5号線で流れるアナウンスは、SNSで長きにわたり人気を集めてきた。人々を勇気づけるすてきな意味を持つ「翻身駅」という駅名が、「逆転」や「運気上昇」を求める現代の若者の気持ちにぴったりハマり、深センで最も知名度の高い地名となり、地元の市民はもとより、全国からも多くの観光客が訪れるようになっている。

地下鉄翻身駅の出口には「鯉が龍門を登る」様子を描いたウォールアートがあり、人民網のタンザニア人スタッフのアリスさんは、「ここを通れば逆転できるようなセレモニー感」を体験。「書物の中におのずから翻身の路あり」と本の表紙に書かれたウォールアートの前では、韓国人スタッフの河貞美さんが記念写真を撮っていた。

数ヶ国語で「翻身路」と描かれた壁は、取材チームの外国人スタッフたちの興味を大いにかき立て、一同は翻身をどうやって訳すのが適切だろうか、どのように説明すればこの特色ある都市を世界により着実に伝え、海外の人々に「翻身精神」をよりよく理解してもらえるだろうかなどと盛んに議論していた。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年9月26日

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