中国にユネスコが認定する生物圏保護区が新たに2ヶ所追加

人民網日本語版 2025年09月30日11:14

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は27日、新たに認定された生物圏保護区26ヶ所を発表し、その中には中国の大青山生物圏保護区と周至生物圏保護区も含まれていた。これにより、世界生物圏保護区世界ネットワークに登録されている保護区の総数は785ヶ所になった。新華社が伝えた。

大青山生物圏保護区は、内蒙古(内モンゴル)の陰山山脈の中段に位置し、面積は約3900平方キロメートル。陰山山脈のこのエリア一帯は生物多様性及び生態系の多様性が最も豊富なエリアとなっている。保護区には約1200種類の高等植物が生育しているほか、脊椎動物300種類と節足動物1800種類が生息している。

周至生物圏保護区は陝西省の秦嶺山脈の南側と北側の斜面が交わる場所に位置し、面積は約690平方キロ。森林率は96%となっている。保護区内の動植物資源は豊富で、秦嶺ジャイアントパンダ、キンシコウ、ターキンといった希少動物も生息している。

新たに認定された生物圏保護区は21ヶ国に分布している。そのうち、アンゴラやジブチ、赤道ギニア、アイスランド、オマーン、タジキスタンの生物圏保護区は初の認定となった。島国のサントメ・プリンシペは国土全域が生物圏保護区に指定された初の国となった。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年9月30日

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