中国初の海洋塩分観測衛星、軌道上試験を完了
人民網日本語版 2025年10月28日15:29

中国初の海洋塩分観測用リモートセンシング衛星「海洋塩度探測衛星」がこのほど、すべての軌道上試験を完了し、ユーザーによる長期運用に引き渡す条件を満たしたことが、中国航天科技集団への取材で分かった。中央テレビニュースアプリが伝えた。
この海洋塩分観測衛星は「海洋4号01星」とも呼ばれ、国家民間用宇宙インフラプロジェクトにおける科学研究衛星で、2024年11月14日に打ち上げられた。衛星は軌道投入後、プラットフォーム作動状態の設定、搭載機器の起動試験、衛星—地上間通信リンクの確立、業務機能検証など複数の重要段階を経て、すべての機能・性能が設計基準を満たすか、それを上回ることが確認された。
この衛星の打ち上げ成功により、中国の海洋衛星観測システムが充実され、宇宙からの海洋塩分観測という空白が埋められ、重要な節目の意義を持つ。今後、同衛星は海洋環境保護、防災・減災、地球規模の気候変動などに向けて、高精度なグローバル海洋塩分データを提供し、中国の海洋強国建設に強力な技術的支援を提供する。さらに、土壌水分の測定機能も兼ね備えており、干ばつ監視、農業地域の環境モニタリング、数値気象予報など業界ユーザーの応用ニーズにも対応可能だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年10月28日
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