世界インターネット大会烏鎮サミット閉幕 サイバー空間運命共同体構築について新たなコンセンサス
2025年世界インターネット大会烏鎮サミットが11月6日から9日まで浙江省烏鎮鎮で開催された。「サイバー空間運命共同体」構築の理念が提唱されてから今年で10年になる。過去10年間、この理念は「烏鎮から出発」して「世界的実践」へと歩みを進め、ビジョンから次第に現実へと変わってきた。時代の発展の命題は確かに壮大であるが、今回のサミットは独自の手法を通じて、130余りの国・地域から集まった1600人以上の来賓に向けて世界的実践の成果をはっきりと示すとともに、新たなコンセンサスを形成した。中国新聞網が伝えた。
■手を携えて共に進むコンセンサスを形成
2015年以来、「サイバー空間運命共同体の構築」は毎年の烏鎮サミットで変わらぬテーマとなっている。これは、デジタル化、ネットワーク化、スマート化が深く進行する中、リスクや課題も次々と生じており、各方面が絶えず知恵と力を結集する必要があることを人々に示してもいる。
今年の烏鎮サミットでは、「世界が結束して新たな発展を共に図るーーサーバー空間運命共同体構築理念の実践と展望」をテーマとする「サイバー空間運命共同体構築理念10周年理論シンポジウム」が特別に設けられ、国際機関、政府機関、インターネット業界のリーディングカンパニー、研究機関からハイレベルの代表100人余りが参加し、洞察・見解の共有を通じて新たなコンセンサスを形成した。
また、今回の烏鎮サミットでは「発展と協力」「技術と産業」「人・文化と社会」「ガバナンスとセキュリティー」「AI」の5つの分野を中心に24の分科会を開催。議題は「グローバル発展イニシアティブ」「デジタル経済」「AIによる科学研究へのエンパワーメント」「文化遺産のデジタル保護・継承」など、最先端のホットトピックをカバーし、国際的な対話と交流の場となった。
世界知的所有権機関(WIPO)のダレン・タン事務局長はビデオ講演で、「世界インターネット大会の取り組みは、これまでになく重要性を増している。サミットは私達にグローバルな対話と協力の契機を提供しており、こうした対話や協力はインターネットにとって、常に維持の礎であるのみならず、それ以上に未来の発展における必然的要請でもある」と述べた。
また、今回の烏鎮サミット期間中には「サイバー空間運命共同体を手を携えて構築してきた10年の回顧と展望」「中国インターネット発展報告2025」「世界インターネット発展報告2025」などの成果文書が発表された。大会の国際組織は「世界インターネット大会AI専門委員会」及び「シンクタンク協力計画」を拠り所に、「人類共通の幸福のためのグローバルAIセキュリティー・ガバナンス体制の構築」「グローバルAI標準発展報告」「グローバル・デジタルインフラの整備促進とデジタル格差解消」の3つの成果報告書を発表し、デジタル化の恩恵を全世界で共有する後押しをした。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年11月11日
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