今月17日午前、日本を出発する飛行機に乗って黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市にやって来たインドネシア国籍の旅客・黄さんは、気分を高揚させながら、「世界最大の氷雪テーマパークである『哈爾浜氷雪大世界』が今日オープンすると聞いている。哈爾浜を経由するので、ついにそこに遊びに行ける」と話していた。中国新聞網が伝えた。
17日に、中国の240時間以内のトランジットビザ免除措置実施が始まって丸1年を迎えた。哈爾浜出入境・国境検査所によると、ここ1年、哈爾浜太平国際空港から出入国(境)した人の数は前年同期比20.6%増の延べ60万人以上に達した。そのうち、前年同期比285.3%増となる約6万人がビザ免除措置を利用した。
黒竜江省で唯一、同措置が適用されている哈爾浜太平国際空港では、措置実施後、外国人旅行者の入国のハードルが大幅に下がり、哈爾浜市の観光市場に活気が一層高まったほか、同市ひいては黒竜江省の国際経済、貿易、文化交流が促進されている。
データによると、哈爾浜において今年2月、アジア冬季競技大会が開催された期間、同市のインバウンド観光の予約は前年同期比で210%以上増に達した。多くの外国人アスリートやビジネスマンがビザ免除措置を利用して中国に入国し、一部の企業はそれを機に提携意向にも達した。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年12月19日
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