2026人型ロボット・ハーフマラソン開催発表 複数の新たな試みも実施へ
北京亦荘は12月25日、2026年4月19日に「人型ロボット・ハーフマラソン」と「北京亦荘ハーフマラソン」を同時開催すると発表した。中国新聞網が伝えた。
今大会のテーマは「亦馬当先」。スタート地点は北京亦荘・通明湖畔の科創十七街、ゴールは南海子公園で、全長は21.0975キロメートルだ。コースは都市幹線道路、国際自動車レース区間、公園のエコロジー空間を融合させ、先端技術が集積する地区と自然生態空間の接続を実現する。
大会は「人間とロボットの共走」方式を採用し、人間の選手と人型ロボットの選手が同時にスタートし、同一のコースを走行する。
特筆すべきは、2025年4月には初の人型ロボット・ハーフマラソンが北京亦荘で開催されたことだ。当時の大会概要では、人型ロボットは人間選手と同時にスタートし、同じルートを走るものの、全行程でフェンスや緑地帯によって分離された専用レーンを使用し、人とロボットの安全を確保していた。
2026年大会では、自律ナビゲーション部門と遠隔操作部門が設けられ、同一コースで混合計測方式による競技を行う。自律ナビゲーション部門は競技のネットタイムにペナルティタイムを加えたものを完走記録とするのに対し、遠隔操作部門はネットタイムに1.2の係数を乗じた値にペナルティタイムを加えた記録を完走記録とする予定だ。また、遠隔操作のナビゲーション担当者は、不要な降車を認めず、随伴者の同行禁止が厳格に規定されている。
大会ではさらに、「最長航続距離賞」「最も美しい歩容賞」「ベストデザイン賞」「最優秀感知賞」などの特別賞を新設し、長航続距離、人間らしさの追求、動的環境への適応能力といった分野での技術的ブレイクスルーを促す。
このほか、昨年の単一スピード競技モデルから、「スピード競技+シナリオチャレンジ」の二本立て競技方式へと進化させる。人型ロボット・ハーフマラソンの開催に加え、同時期にロボット「巴図魯(バトゥル)」チャレンジも実施される。
ロボット「巴図魯」チャレンジは緊急救援をテーマに、技術訓練、競技準備、科学普及の3つの機能を統合した専門的な屋外訓練プラットフォームを構築し、実際の複雑な環境下におけるロボットの自律的意思決定、精密操作、持続的作業能力を体系的に検証することにより、人型ロボットが多様な実環境応用シーンへと進出するための重要な検証プラットフォームを提供する狙いだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年12月26日
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