中国最北の衛星データ受信局が正式に稼働を開始

人民網日本語版 2025年12月15日14:35

中国最北の衛星データ受信局である中国リモートセンシング衛星地上ステーション漠河衛星データ受信局(以下「漠河局」)が12日、正式に稼働を開始した。人民網が伝えた。

漠河局は中国科学院空天情報革新研究院(以下「空天院」)によって設立されたもので、データ受信システムは国家発展・改革委員会の投資と支援を受けている。全自動の衛星データ受信能力を備え、現在は資源シリーズ、環境減災シリーズ、高分解能シリーズなど計25基の国家陸域観測衛星のデータ受信ミッションを担っている。

漠河局は黒竜江省大興安嶺地区漠河市の西約2キロメートルに位置し、冬季の最低気温はマイナス53℃にも達し、中国で最も高緯度にある衛星データ受信局だ。同局の建設は2022年7月に始まり、23年10月に試験運用に入った。今年11月末までに3万3411軌道分のデータ受信に成功し、取得したデータ量は1658TBを超え、データ受信の成功率は99.79%以上に達している。

漠河局には現在、3セットの衛星データ受信システムが建設されており、S/Xデュアルバンド、二重偏波のデータ受信能力を備えている。下り速度の最大データレートは毎秒2000メガビット(Mbps)に達し、同時に受信データのリアルタイム伝送能力も有しており、重要な技術指標は国際的な先進レベルに達している。同局は、その独特な高緯度の地理的位置の優位性により、極軌道衛星の1日当たりの受信時間を20%以上増加させることが可能であり、衛星観測データの取得効率を効果的に向上させ、中国の陸域衛星受信局ネットワークの重要な構成要素となっている。

現在、空天院所属の中国リモートセンシング衛星地上局は、北京密雲局、新疆喀什(カシュガル)局、海南三亜局、雲南麗江局、黒竜江漠河局の「五局ネットワーク運用」の局ネットワーク体制を形成している。漠河局の加入により、中国の陸域衛星受信局ネットワークの空間配置がさらに充実し、陸域衛星受信局ネットワークのリアルタイム受信カバー範囲が拡大し、衛星利用の効率が向上し、衛星観測による取得データ量の増加において重要な意義を持つ。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年12月15日

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