中国経済のレジリエンスはどれほど強いのか
貿易の伸び率が再び二桁台に回復した。3月10日発表の統計によれば、今年1~2月の中国の輸出入総額は7兆7300億元(1元は約23.1円)で、前年同期比18.3%増となった。
世界が混迷の度を増す中、力強い貿易成長を実現したことは、中国経済のレジリエンスを十分に示すものだ。

■レジリエンスは安定した土台から生まれる
中国は9年連続で貿易の成長を維持し、世界最大の物品貿易大国の座を揺るぎないものとしている。2025年には物品輸出入総額が45兆元の大台を突破した。中国は160以上の国・地域にとって主要な貿易パートナーだ。このうち「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国との貿易が51.9%に達し、全体の過半数を占めている。
中国は世界で最も整った工業体系を有し、製造業生産額(付加価値ベース)は長年にわたり世界首位を維持している。1~2月の機械・電子製品の輸出は2兆8900億元で、前年同期比24.3%増となった。新エネルギー車やスマート装備など優位性のある製品が輸出を牽引し、貿易の成長を力強く支えている。
中国は「世界のスーパーファクトリー」であると同時に「世界の超巨大市場」でもある。強力な産業チェーンとサプライチェーン、活発なイノベーション能力が中国経済の安定した土台となっており、これは中国経済のレジリエンスの礎でもある。
■レジリエンスは巨大市場から生まれる
中国の消費市場は世界第2位の座を安定して維持している。第14次五カ年計画(2021~25年)期間中、社会消費財小売総額は相次いで40兆元、50兆元を突破した。購買力平価で換算すれば、すでに世界第1位となっている。
現在、中国は240以上の国・地域と貿易を行い、アフリカの国交樹立国53ヶ国に対しては全品目に対するゼロ関税措置を実施している。1~2月、中国とASEANとの貿易総額は前年同期比20.3%増となり、「一帯一路」共同建設国との輸出入総額は4兆200億元で、前年同期比20%増となった。貿易パートナーの多角化がさらに進んでいる。
中国は現在、世界第2位の経済大国かつ第2位の輸入市場であり、中所得層の規模も拡大し続けている。これは巨大な市場潜在力を意味する。
■レジリエンスは円滑な循環から生まれる
現在世界は混迷しており、最近では地政学的衝突も激化し、国際経済・貿易秩序や世界の産業・供給チェーンが打撃を受け、不確定要因と不安定化要因が増大している。中国は新たな発展構造の構築を加速し、強大な国内市場を形成し、経済循環を円滑化することで、将来の発展の主導権をしっかりと自らの手に握っている。
第15次五カ年計画(2026~30年)において力強く前進する中で、新たなリスクや試練に直面しても、戦略の揺るぎなさを保ち、発展の重点を実体経済に置き、内生的原動力を引き出し続け、開放的な構造を築き、安全上の守るべき一線を固めていく。中国経済のレジリエンスは一層高まり、質の高い発展の道を着実に前進し、引き続き世界経済に安定性と新たな原動力をもたらしていく。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年3月16日
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