【外資系企業が見る中国の第15次五カ年計画】「新」を志向し、中国で発展の原動力を取り込む

中国は現在、世界のイノベーションの拠点として急速に台頭し、科学技術革新では「ルックイースト」がすでに世界的潮流となっている。2026年の全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)期間中、中国は科学技術革新、産業の高度化、ビジネス環境の最適化など一連の前向きなシグナルを相次いで発信した。
今年の「政府活動報告」は、3年連続で「AI+」を打ち出し、初めて「AI経済という新たな形態の構築」を打ち出した。AIはすでに経済の質の高い発展の促進において鍵を握る変数であり、重要な成長要因となっている。
インテル・チャイナの王稚聡会長は「中国市場は消費と産業の両面でスマート化の歩みを加速し、デジタル化とスマート化は技術的飛躍という意味合いから産業の深部へと進み、生産力として実用化されている。このスマート化の波がもたらすのは、計算能力需要の拡大にとどまらず、コンピューティング・アーキテクチャの高度化と再構築であり、これはインテルに多くのチャンスをもたらしている」と語る。
オープンイノベーション環境、豊富な応用シーン、超大規模市場といった独自の優位性によって、中国は大きな発展の余地を生み出している。かつての「世界の工場」から、現在の「イノベーションの源泉」へ。この転換は、多国籍企業にとって共通認識となりつつある。データによれば、2013年から2023年にかけて、多国籍企業の中国における研究開発(R&D)費は86.5%増加した。
VWグループ・チャイナの劉雲峰執行副社長は「中国は重要な市場であるだけでなく、それ以上に未来のコア技術能力を鍛える重要な『イノベーション工場』でもある」と指摘する。フォルクスワーゲン・チャイナ・テクノロジー・カンパニー(VCTC)は2024年1月に全面的に運営を開始した。これはVWにとってドイツ国外で最大規模の総合的R&Dセンターだ。効率的な研究開発プロセスと現地の産業エコシステムとの深い融合により、製品開発期間は従来より約30%短縮され、コスト構成は約40%最適化された。
ヘンケル・アドヒーシブ テクノロジーズのインスピレーション・センター上海が昨年9月、上海張江ハイテクパークで運営を開始した。同拠点の総投資額は約5億元で、ドイツのデュッセルドルフ本社に次ぐ世界第2のイノベーションセンターだ。
過去5年間、中国のイノベーションは歩みを止めることなく、勢いよく発展してきた。国を代表する製品の相次ぐブレイクスルーから、イノベーションの成果の続出、そして革新的な業態の急成長に至るまで、イノベーションは質の高い発展を後押しする強力なエンジンとなっている。
第15次五カ年計画(2026~30年)のスタートの年にあたり、中国は引き続き「新」をキーワードにし、産業の発展において「新たな」展開を拡大していく。中国経済の質の高い発展は、外資系企業により広大な発展空間と豊かな市場機会をもたらしていく。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年3月20日
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