生育期間が半分近くに短縮、「宇宙の種」が内蒙古の砂漠で開花に成功
人民網日本語版 2026年05月18日15:14
内蒙古(内モンゴル)自治区阿拉善(アルシャー)盟額済納(エジン)旗東風鎮にある宇宙育種実験拠点に足を踏み入れると、土を破って生長した数株のニクジュヨウ(肉蓯蓉)が、丸みを帯びた豊かな花序をつけ、広大な砂漠の中で力強く直立していた。まだ栄養生長期(株を大きくする段階)にある従来の対照群の株とは、明らかなコントラストを成している。中国新聞社が伝えた。

東風鎮で近日、中国初の再利用可能な回収式技術試験衛星「実践19号」に搭載された砂漠ニクジュヨウの「宇宙の種」が重要なブレイクスルーを迎え、最初の実験株が開花に成功した。この「宇宙の種」の栄養生長期はわずか338日間であり、生育期間は従来の種に比べて半分近くに短縮された。これは、現地の砂漠産業における遺伝資源イノベーションが、重要な段階的成果を収めたことを示している。
額済納旗林業・草原局の袁嘉磊副局長は、「昨年の春に接種を始めて以来、我々の技術者が全過程を追跡してきた。現在、その成果は一目瞭然だ。対照群がまだ緩やかな栄養生長期にあるのに対し、宇宙育種群のサンプルはすでに一部の株が1年早く開花している」と語る。
同プロジェクトの技術責任者であり、中国医学科学院薬用植物研究所の徐栄研究員は、「生長期は作物の経済的価値を測る核心的な指標だ。宇宙育種は、宇宙の特殊な環境を利用して生物の変異を加速させる。今回の実験で生長期の著しい短縮を実現し、優れた遺伝資源のスクリーニングに成功したことは、今後の品種選定や鑑定、および地域での普及の後押しとなる」と話す。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年5月18日
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